ドリー夢小説


貴方をみると。

胸がドキドキしてくるの。



貴方が誰か知らない女の子と話していると。

胸がキュンってせつなくなって。



貴方と目があった1日はとっても幸せ。



クラスメイトでしかない私のことなんてきっと。

貴方はなんとも思ってないのだろうけど。



貴方が私にくれた小さな恋の芽は。

徐々に徐々に育って。



やがて桃色の花を咲かせる。












桃色













ーあんた、まだあの男のことすきなの?」





休み時間の教室で。

いつものようにはじまる雑談タイム。



私の目の前の席に座る友達が。

廊下で仲間と楽しそうに話している男の子を見つめる私に。

呆れたように聞いてきた。





「まだって・・好きになって1ヶ月しかたってないよ。」


「んーそうだけどさぁ。やめたほうがいいと思うのよねぇだってあの人いい噂きかないし」





チラリと私が目線を奪われているその人物に目をやって。

心配そうに呟く友達。

確かに彼の噂は不良としかいえないものばかりで、お世辞にもいいとはいえない噂ばかりだけれど。



彼を好きになるにつれて、噂程度にまどわされてちゃ何もはじまらないというのが私の結論だった。





「でも桜木君はそこまで怖い人じゃないよ」





それは1ヶ月前の入学式でのこと。


校舎内で迷子になっていたとき、偶然にも上級生の怖い人達にぶつかってしまって。



私は彼らに因縁をつけられてしまったのだ。

わざとじゃないっていっても通じるような相手ではなくて。



寧ろ逆に好みの顔だとかでいやらしい目で私の体をみてきて。

嫌悪感と恐怖で、思わず座り込んでしまった私に。



彼は救いの手を差し伸べてくれた。





「女の子相手に取り囲むなど、この天才がゆるさーん!!」





突如として響く男の子の声。





「な。なんだてめぇは!!?」





ゴン、ゴンゴン・・っと鈍い音がしてざわめく上級生達。

何かとおもって顔をあげれば。



真っ赤な。

焼きつくように鮮烈な赤い髪が目にはいった。



ドサドサと反応する間もなく上級生達は。

その赤い髪の男の子に一層されて。



散りじりになって逃げていく。



鋭い眼光がとても野生的な人だと思った。

だけど。





「ふん、根性なしどもめ。お嬢さん、お怪我はありませんか」


そういって差し伸べられた彼の手は暖かくて。





「・・・あ、ありがとう」





震える体を労わるようにかけられた声は優しくて。

長髪的な赤い髪に、野生的な鋭い瞳。



みあげるほど威圧的な高い身長とはうらはらに。

彼はとても優しい人なのではないかと感じたから。





「なーにこの位のこと、この天才にかかれば朝飯前ですよ。」





なにかお礼がしたくて、名前を聞いたけれども彼は自分を天才といったきり。

名乗るようなことはなかった。



やがて彼の仲間達が彼をよぶのをみて。

花道という名前を知ることができたのだけど。



彼の本名を知ることができたのは、入学式を終えてクラスに戻ってからだった。





「その話は何度も聞いたけど、昨日もバスケ部でひともんちゃくあったっていうし信用できないなぁ」





彼との出会いを思い出して語る私の言葉を。

現実に引き戻すかのようにさえぎる友達。

ザワザワとクラス内では雑談の輪があしこちでできはじめていた。





「まぁ、普段の彼しかしらなければ。きっと誰もがそう思うわね」





私だってあの日彼に助けられなければ、きっとこの友達と同じことを思っていたに違いない。





「でもね、やっぱり桜木君は悪い人じゃないと思うの。だって本当に悪い人だったら」





上級生に絡まれた私を助けた恩を売って。

色々なこと要求されてもおかしくないもの。





「・・・・腐ってはいないってことか、ま、アンタがそこまでいうなら応援してやるわ」


「ありがとう・・・あ」





ずっと桜木君をみつめていたからか、ふいにこっちを見た彼の視線がもろに交わる。

気恥ずかしくてすぐに逸らそうと思ったけれど。



彼の目はそれを許さないように真っ直ぐ私を見つめてきて。





「・・・・・・・!」





少し、ほんの少しだけど照れたような笑みをなげかけてくれたような気がした。





「どうしたの?」


「いま桜木君と目があって・・・笑ってくれた///」





それは恋するがゆえの勘違いかもしれない。

風噂で彼には想い人がいるっていうことも知っている。



だけど。





「うそー良かったじゃん!」


「・・・うん///」





その程度で潰れてしまう恋の芽なら。

ここまで綺麗な桃色に色づくこともなかっただろう。





「今度、勇気だして話かけてみなよ。同じクラスなんだしさ」


「そうしよう・・かな、あぁでも緊張するー!」


「ふふふ大丈夫よ、私も一緒についててあげるから、さ!」





彼がくれた恋の種は。

やがて育って花となる。



胸の中でひそやかに開いたその花の色はきっと桃色。

彼に恋焦がれる私の想いを全て塗りこめたような色なのかもしれない。





後日。

おどおどと、だけれども何処か憧れるような眼差しで。

頬を赤らめながら桜木に話しかける女の子姿が目撃され。



初々しいながらも仲よさげに話す二人をみた某軍団によって

万年フラレ男にも遂に春が!?などと学校中で噂になったらしい。













-後書きと言う名の懺悔-



相互リンク記念で桜井わかなさんに捧げます。

なんていうか恋愛っていうより片思いで終わってる上に。

微妙に展開苦しい&夢になっていないような感じですいません;

こんな駄文だったらもう100本くら上げたほうがいいんじゃないかって気がしますが

寧ろそっちの方が迷惑極まりないないので自主規制しておきますね((汗




色々といたらない&駄目すぎる如月ではありますが。

相互リンクしてくださった、 桜井わかなさんに心よりの感謝をいたします!!

これからどうぞ宜しくお願いいたしますね^^




ひぎゃぁぁあぁあぁ/////

花道カッコよすぎです!!

心臓が飛び出しそうですっっっ//(ぇ

夢です!サイコーの夢ですよvV

本当にありがとうございました♪

こちらこそ宜しくお願します。゚+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚